学 校 生 活
同年齢の友達と接することにより、これからはじまる集団生活に慣れることを目標とします。
アメリカで日本文化に触れ、国際人(地球人)としての芽をはぐくむ第一歩となるようめざします。
クラスに慣れてきたら、保護者は学校内の離れた場所へ移動して、後期には無理なく親子分離ができるよう練習を始めます。
(最初は短い時間から徐々に慣らしてゆきます。)
幼稚部
PRESCHOOL / KINDERGARTEN
参加基準
子供は日常の簡単な日本語が理解できることと、先生の指示がある程度理解できること。
保護者は補習校の基本理念を理解して下さる方。
おひさま組
満2歳以上
言葉を覚え始める時期に、日本語環境に触れることができます。
クラスでは、幼児の成長・発達にとって大切な『集団の中で同年齢児と共に 過ごす体験』を、日本語での遊びを通じて行います。子供は、お友達と一緒に安心して新しい世界へ興味を広げる機会が持てます。
孤独や不安になりがちな海外での子育てにおいて、同じ年齢の子供を持つ親同士の交流の場でもあります。
日本語の環境で、遊びを通じて学び、交流する場です。
活動内容
〇 自由遊び(導入部分、ウォーミングアップとして)
〇 あいさつ
〇 絵本の読み聞かせ
〇 やぶる、はる、ぬる、などの簡単な工作
〇 からだを動かす遊び
〇 季節の歌
〇 手遊び歌
授業計画
ほし組 / にじ組 / つき組
年少 / 年中 / 年長
「よく聞く・よく見る・よくする」の約束を守り、集団活動の中での協調性を養う。遊びを通して、日本語や日本の文化を学び、小学部での学習の準備をする。
授業計画
幼稚部の一日の活動
朝の歌、挨拶、出席確認
朝の活動
年少組:絵カルタ、季節の言葉ビンゴ等で、楽しみながら語彙を広げる。
年中組:平仮名クイズや塗り絵等の遊びを通して平仮名に触れる。
年長組:ワークブック等を使って、ひらがなの読み・書き方を学ぶ。
言語活動
季節に合わせ、日本の風物について話し合ったり行事の謂れ等に紙芝居や、お話で触れる。
テーマ活動
工作専門の先生と一緒に、毎週楽しい作品作り。
工作
お母さん、お父さんの愛情たっぷりのお弁当をいただきま〜す!
おやつ
各月の行事や、月のお誕生日会
合同活動
小学部
ELEMENTARY SCHOOL
低学年
本格的に読み書きの勉強が始まります。低学年では、学習基礎となるしっかりとした土台づくりを 目標に取り組んでいます。国語と算数の勉強以外にも1年生では地方民話の読み聞かせを通し、方言と昔話に親しむ時間を作ったり、四季折々の日本文化を楽しく学び体験出来る時間も取り入れ ています。2年生でも、日本の季節ごとの行事や伝統を学べる時間を作り、児童が楽しく意欲的に取り組めるような授業作りをしています。
また算数では両学年、講師の手作りを含む教材や教具をふんだんに利用し、実際に目で見て実感しながら習得して行くという方法で授業を進めています。 両教科とも児童の興味を高め、学力を図るため、その時々の児童に合った工夫を凝らしています。
授業計画
中学年
高学年への橋渡しとしての重要な位置を占める中学年では、自我が生まれ、同時に仲間との行動が 増える過渡期ともいえます。規律を守り自ら考えて行動できる、仲間を大切にできる児童の育成に 努めています。動画の導入や、楽しくノートをとる習慣づけ、簡単なゲームを取り入れるなどして、難易度を増してくる語彙や漢字にも親しめるよう心がけると共に、自分自身の考えをまとめ、 上手に表現、他者へ伝えることを大切にしています。算数は毎日の生活の中で必要な概念やその操作を、図解や視聴覚教材も利用し、児童全員が理解できることを目標としています。
できる、わかる、使えるようになることを目指し、児童が自ら問題を解決したり友達と協力したりしながら、よ り良い考えを育むことができるように指導していきます。また、日本の文化に親しみ愛でることが できるよう季節折々の行事や歌、俳句、読書なども取り入れています。
授業計画
高学年
生徒自らが考え意見を発表できるようなクラスづくりを目指しています。中学への準備として 抽象的な語彙に慣れるために音読や読書に力を入れ、新しい語彙を増やすように指導していま す。国語の理科や社会に関連した単元では実験やプロジェクターを活用し総合的に学習できる ような取り組みをしています。また国語の教材を生かして日本文学には欠かせない季節感や日 本の文化が身に付くように努めています。
新年会に行う百人一首の短歌の導入も行っていま す。算数は中学への準備としての基礎を固め、多様な解き方があることを踏まえながら柔軟な 考え方ができるように指導しています。生活面では、相手の立場や気持ちを尊重し、人の話を 良く聞くような学習態度を養うことも目標としています。
授業計画
中学部
MIDDLE SCHOOL
国語科
中学部及び高等部国語科では、海外で生活する生徒の状況に合わせ、きめ細かい指導をおこなっています。週一回の授業ですが、生徒の心に響く授業を目指しています。基本として、以下の目標をもって学習をすすめています。
読解力を養う
文科省検定済教科書を中心に、時間をかけて丁寧に文章を読み込みます。文章の内容や表現方法を確認するだけでなく、思考を深めるための対話による授業を重視し、洞察力・判断力・表現力を育てます。語彙を増やすためになるべく辞書を引き、語句の正確な理解を身につけます。
音読
国語教育の基本と考え、授業の一環として音読をします。日本語の美しい表現、リズム、奥行きを音読によって体得します。
漢字学習
海外で生活する生徒にとって、身につけることが難しい学習ですが、限られた時間で効果的に学習することを目指します。
表現学習
課題にもとづいた作文、詩・短歌・俳句の創作、研究発表などの表現学習をします。発言を促し、自分の意見をもって文章を書く活動をします。表現力をつけ、日本語の理解度を深める活動をしています。
読書
本を読む習慣をつけることを奨励し、授業や家庭学習に組み込みます。
よく学び、よく遊ぶ
広く周囲との関わりを持ち、経験をふまえた思考力を育てる国語学習をします。生徒が、自分の経験と結びつけて考える機会を与える授業をします。
数学科
ミネアポリス日本語補習授業校数学科は、たいへん活気に満ちています。
数学が日常生活や将来の仕事に役立つことはもちろんですが、たとえ直接生活や仕事に使っていないようにみえる場合でも、数学の学習を通して培われる思考力や論理は、見えないところで必ず大きな力となって、わたしたちを支えてくれるはずです。
中学部数学科では、数学が好きな生徒も苦手と思っている生徒も、考えることの楽しさを味わい、なぜそうなるかを追求する好奇心を養うような授業作りに心を注いでいます。少人数クラスの特徴を生かし、生徒一人一人が、間違いを恐れず自分の考えを発表できる場を提供したいと考えています。また、数式に偏らない視覚的理解を大切にしています。
中学部数学科は、高等部数学科と提携し、授業や学科に関する意見交換・研修を行っています。クラス担当外の数学講師による研究授業も、随時開催されます。
授業計画
高等部
HIGH SCHOOL
国語科
中学部及び高等部国語科では、海外で生活する生徒の状況に合わせ、きめ細かい指導をおこなっています。週一回の授業ですが、生徒の心に響く授業を目指しています。基本として、以下の目標をもって学習をすすめています。
読解力を養う
文科省検定済教科書を中心に、時間をかけて丁寧に文章を読み込みます。文章の内容や表現方法を確認するだけでなく、思考を深めるための対話による授業を重視し、洞察力・判断力・表現力を育てます。語彙を増やすためになるべく辞書を引き、語句の正確な理解を身につけます。
音読
国語教育の基本と考え、授業の一環として音読をします。日本語の美しい表現、リズム、奥行きを音読によって体得します。
漢字学習
海外で生活する生徒にとって、身につけることが難しい学習ですが、限られた時間で効果的に学習することを目指します。
表現学習
課題にもとづいた作文、詩・短歌・俳句の創作、研究発表などの表現学習をします。発言を促し、自分の意見をもって文章を書く活動をします。表現力をつけ、日本語の理解度を深める活動をしています。
読書
本を読む習慣をつけることを奨励し、授業や家庭学習に組み込みます。
よく学び、よく遊ぶ
広く周囲との関わりを持ち、経験をふまえた思考力を育てる国語学習をします。生徒が、自分の経験と結びつけて考える機会を与える授業をします。
講師:岩下 詩乃
数学科
ミネアポリス日本語補習校は高等学校の数学を日本語で履修できる数少ない日本語補習校です。高等数学を通じて、将来大学での授業に必要な基礎的数学を学ぶことだけではなく、幅広く数学的論理的考え方・解法を身につけることを目標としています。
高等部数学科では、学年枠を取り払った「目標別」の2クラス編成(高校1年と高校2/3年に相当)で授業を行い、成果を挙げています。数学科講師は、年度ごとに在籍高校生の進度を調査し、その年に最もふさわしい2つの数学クラスのコースメニューを決めて提供します。
クラス分けは、生徒自身の希望と、講師による生徒の学力評価を基に行います。このクラス編成により、高校生たちは、それぞれの数学レベルと目標に最も合ったクラスで、数学の時間を有効に活用することができます。
少人数クラスならではの長所を生かし、生徒たち一人一人が解法のアイディアを出し合い、式の意味を読み取り、公式を自力で導き、なぜそうなるのかをじっくりと思考できるようなきめ細かな指導を心がけ、高校生たちの支持を得ています。
また、日本の大学受験・進学を予定している生徒には、受験用の数学に対応することも可能です。
授業計画
講師紹介
朝倉 淳
千葉大学理学部生物学科卒業、東京大学医学部大学院博士課程修了(分子生物学)。渡米後ワシントン大学医学部等で研究員をした後、現在、ミネソタ大学医学部で研究室を運営し、筋肉の幹細胞と再生の研究・筋ジストロフィーの治療研究に携わっています。また、学部生・大学院生・医学部生の教育だけではなく、現地校(Blake School、Wayzata High School、Hopkins High School等)の高校生の研究指導も行っています。学外では、子供向け英語科学雑誌(Frontiers for Young Minds)の編集委員も歴任しています。元進学塾・医学系予備校講師
社会・理科
SOCIAL STUDY / SCIENCE
社会科
講師:岩井 秀磨
毎年年代順に一つの年代を取り上げ、五週間に渡って学習します。その年代の重要な出来事や人物を取り上げ子供達の興味が引き出せるような話題を紹介します。日本の歴史に興味を持つことによって、日本の文化をより理解できるような指導を心がけています。
応仁の乱
戦国時代
江戸時代
近現代
理科
講師:小谷野 菜峰子・石井 すみれ
本補習校では、幼稚部から高校までの各学年で理科の授業を取り入れ、理科を日本語で学ぶ時間を大切にしています。理科の時間では、①日本らしい内容を入れ込んだオリジナルの教材で、日本の自然や文化にも触れられる授業や、②身近なものでできる実験や工作をして科学を身近に感じ、科学の面白さを実感しやすい授業を行っています。各学年の指導要領に合わせて、日本ならではの教材を取り上げることで、楽しく語彙力を増やしながら、アメリカの現地校では習わない内容を体験できる時間となっています。
昨年度は新たに、小1で植物の学習に、折り紙を使った工作を取り入れ、小5では天気をテーマに授業をした後、それに関わる季語を学び、俳句をつくる課題を出したところ、それぞれ素晴らしい作品ができました。また、今年度は、新たにイネとカイコの継続観察の授業を行い、幼稚部や小学部などで、イネの種まきから収穫まで、カイコが卵から繭になるまでを観察しています。生徒、児童たちは好奇心いっぱいの目を輝かせながら観察をし、感受性豊かにいろいろなことを吸収しています。
つき組
小1
小2
中2
中3
昆虫の体のつくり(昆虫の観察と工作)
小3
小4
小5
中1
たんぼといきもの
はなとたね(折り紙)
電気の通り道(テスターの工作)
電気(懐中電灯の工作)
植物の発芽と成長 / 天気と防災(俳句)
小6
生き物とひとのつながり / 水溶液の性質
植物の分類(単子葉植物と双子葉植物)
高校
大気の動きと日本の四季 / 動物の体のつくりとはたらき
自然環境と人間(日本の里山)
地学(火山)
生徒会
STUDENT COUNCIL
小学3年生以上の児童生徒を対象に、生徒会の活動が行われています。
運動会
ソーラン節のダンスや、幼稚部のかけっこのお手伝い。
ベークセール
秋に生徒会の活動費のために、ベークセールを行います。
生徒会劇
3月に、生徒会主催の劇を開催します。 脚本、演出、衣装など、全て生徒会の生徒が担当します。
作品コンクール受賞者・おめでとう!
当補習校の生徒が過去各コンクールに応募し、受賞した一覧です。こちらからご覧になれます。
図書室
Library
ミネアポリス日本語補習授業校では、現在5000冊をこえる蔵書を在校生対象に貸し出しております。世界文学、推薦図書、人気の書籍、絵本、図鑑、問題集、コミックなどを取り揃えております。本校では、講師と保護者が一体となり、バイリンガル教育における読書の大切さに焦点をおき、子供たちがより多くの本に出合えるよう、読書サポートに尽力しております。詳しくはこちら